第3回は「和菓子作り」。
“誰かに食べてもらう”ということを意識し、想いを形にすることに真剣に取り組む。
日本には四季があり、それを感じる人がいる。
受け手にどのように伝えるか?しっかりと向き合うことで、日本の美を学ぶ充実した時間に。
ナラ嫁修行vol.1でもお世話になった老舗料亭旅館の菊水楼にて和菓子作り。
長きにわたって磨き抜かれた感性、目で楽しませてくれる和の器たち、
五感で語りかけ日本人の心をよびさましてくれる菊水楼の味わいを
料理長やパティシエの方より教えていただきました。
数あるお盆・器の中から、和菓子の相性を考えて、好きなものをチョイス。
お団子を丁寧にこね、そして季節にそった紅葉やススキなどを添えていく…
「お団子を何色にしよう…」「お皿はどんなものにしよう…」 一生懸命、和菓子作りに向き合うファイナリストたち。
“誰のために作るか”を意識し、それぞれ思いの詰まった一皿に仕上がりました!
今回の体験を通して“感性を磨く”という事を感じたことでしょう。
ひとつひとつの所作の中に意味があること、
そしていつもそこには誰かを想っている“心”があることを
これからも忘れずに大切にして欲しいと思います。
- 菊水楼
- 世界遺産の中心、国内外から愛された奈良随一の迎賓館として知られ、120年余り受け継がれる建物は国の登録有形文化財に指定されています。かつての名士や文豪などに愛されてきた老舗料亭として伝統に磨かれ、厳選された食材の持ち味を余すことなく引き出し、五感で楽しめるように細やかなしつらえや漂う香りにまで心を配る美食を届ける。時を越えた日本の美しさと心を、今に伝えるおもてなしの舞台として、訪れる方々を魅了し続けています。